オリンピックの陸上、熱いねーー!
陸上って、いままではなんとなく、アメリカのお国芸的なイメージだった。
過去登場したヒーローたち、カールルイスとか、えーっと、あとは、
爪のながーい女子(名前なんだっけ?)とか、アメリカだもんね。
でも今年の、アメリカ勢の強敵は、熱いカリブ海の、たくましーい海賊たち。
トリニダード・トバゴなんて、あんまし聞いたことないような、国の代表とか、
いわゆる、メロウな空気感が漂う国の人が、勢ぞろいしてたね。
そして、今年の新ヒーロー、ジャマイカのボルト君!
a.k.a.“lightning bolt”(ミスター稲妻)
100mに続いて、200mも金メダルだってね、すごいな。
すごい、速い、なのに、超余裕顔、で、だんとつ。
スタート前のパフォーマンスも、イケイケで、かわいいし、
コーチ曰く「よくたべて、よくねる、奔放で、大胆」な選手。
まさに、ヒーローになるために、オリンピックに登場した人だね。
地元ジャマイカのストリートでは、祝いの酒でお祭り状態。
しかも、ボルト君の金メダルにちなんだ「国民の祝日」まで検討されてるって。
いいねー!この、ラテンな血!最高。

写真は「200m世界新記録の余韻に浸るボルト君」なにやっても絵になるね。
早さ、速度、ということで、思い出した余談なんだけど、
五木寛之著の『大河の一滴』という本に、書いてあったこと。
現代人は近代化とともに、年々、早口になっているらしい。
開局以来、ずっとおなじ速度で話しているといわれる、NHKのニュース。
そんなNHKでも、20年前にくらべると、口調がずいぶん早くなっているんだって。
20年前で、1分間に270文字平均のスピードが、
最近では1分間に340文字くらい。
速い人では、350文字くらいのニュースを読むんだそう。
たしかに、数年前とくらべて考えてみると、世の中、すごく“早く”なったよね。
たとえば、インターネットの接続時間とか、機械もろもろの短縮機能とか、
小銭をかぞえる手間&時間いらずの買い物方法、
うわさ話に、流行、街中の建物の新陳代謝だったり。
なかには、そこまで?って、つっこみを入れたくなるものもあるけど。
そんなに、こらえ性がなくなってるのかな?
まあ、べつに、どっちでもいいけど。
とにかく、ネタも情報も、やりたいことも、洪水みたいに溢れてる、いまだから、
ヤルも、流すも、産むも、捨てるも、忘れるも、なんでも、
どんどんスピード上げていかないと、回転数のわりが、あわないんだろうね。
でも、意味のないスピード&安易さは、進化というか、
逆に退化につながるんじゃないのかなー、と思う。
だって、頭つかわなくても、いーじゃん?
ときどき、そのスピードに、むなしさを、感じることあるな。
どんなに世の中が進化して、便利、簡潔、安易になってっもさ、
ドライで、うわべだけで、無機質で、温度を感じないものばかりじゃ、満たされないもん。
そう気づくとき、自分は所詮、動物が進化しただけの、生きモノなんだなーって思うよ。
そう思いながら見たオリンピック、熱いねー!
やけどしそう!情熱と、肉体が武器ですよ。笑
そこで生まれる、世界新記録という名の「真の、進化の、スピード」気持ちいい!
どんなに近代化が進んで、ダフト・パンクみたいな世界観を目指しても、
アタシたち生きモノの心臓の速度は変わんないだろうし、
アタシたちが住む地球が回る、自転の速度だって、どうせかわんないんだから。
あ、でも便利な新製品、ホットな情報、むだな安易、だーいすき。
ん?矛盾してるって?
だって、だって、「にんげんだもの」by あいだみつを
進化と調和、これが動物から進化した、人間の知恵ですもんね。笑