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カテゴリ:book( 22 )


世にも美しい数学入門

先日書いた「0(ゼロ)は在る」のなかで、
あたしは数字がきらいだ!算数がわからん!といったら、
ハスヨガのnori先生が、面白い本を貸してくれたのね。

『世にも美しい数学入門』という本。
数学者の藤原正彦さんと、作家の小川洋子さんが、
対談形式で、数学・数字についての美しさを語った一冊。

読む前はね、もう、完全にかまえてたよね。
「難しくないからだいじょーぶだよー」なんていってくれたけど、
あたしの算数理解度は小学校4年生程度。
だから、あたしに理解できるか?いや、もし理解できなかったら、
なんていう感想をそえて、この、本を返そうかな・・・とか。笑

でもね、読んで、びっくりよ。
とっても面白いのね。

この本を書いた数学者の藤原さんが、すごくいい。
ユーモアがあって、感情がやわらかくって、皮肉の切れも最高。
作家の小川さんも、『博士の愛した数式』というベストセラーを、
書いたひとだけあって、数学にまつわることに、とっても詳しいし。
そんな2人の掛け合いが、リズム豊かで、とってもいい感じ。

なんでも数学とは、混沌や、複雑なものを、
ひとつの数式で一気に統制してしまう豪快さがあって、
それは、俳句の五七五のように、本質をパッと切り取る美しさがあるのだと。

そして、数学は民族性や、地域性と結ばれていて、芸術なんかと一緒。
その土地の土壌によって生まれるもの、つまり、数学も、文化なんだって。

藤原先生いわく、数式の発見の前はすべてが混沌。
それを部屋に例えると、机、ソファーはひっくりかえって、
イスはあっちこっちを向いて、壁の絵は落ちている。
でも、数式が証明されると、瞬間的に、ビシーッときれいになる、
そんな感覚なのだそう。

しかも、ここまで頑張ったよね、という途中経過なんてなくて、
数式が完全に証明されなければ、努力は実にならない・・・・。
悪魔的な魅力を持つ、ひとつの数式に、とりつかれて、
数十年間も永遠と解明しようとして、命を落とす人もいたとか!
まさに、0か、100の勝負!ロマンな世界。

数学のあれこれ、意外な発見あって、面白かった。
ただ問題を解くために、数学を知るのではなくて、
こんな風に、広い視野で、魅力を知ることができたら、
学校での算数&数学が好きになってたかもしれないな。
どんなに苦手なものでも、切り口ひとつで、がぜん面白くなるんだね。

ただ、こんなに理解が深まったのに、
本の後半に難しい方程式がでてきてね、
そのあたりは???あれー?なんて。
理解はあるけど、解ける実感はない!
いまだ、混沌のまま。笑
やっぱ興味がでたら、
勉強しなきゃーだめなのね。


しないけど。
けへへ。

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ちくまプリマー新書
藤原正彦/小川洋子

noriちゃんThanX
☆☆☆

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by hanahanaup | 2009-03-16 14:20 | book

いや、ぎゃくに!に、あえて、のってみる?

去年、大ベストセラーになった、
『夢をかなえるゾウ』の著者:水野敬也が、
名前を “水野愛也”と変えてまで、
オレオレ恋愛理論を語った、指南書?
みたいな本があったよ。
その名も、『LOVE理論』

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このタイトル、軽いんだか、重いんだか。
あはは。でもねなんか、すごいのね。
なにがすごいって、終始あついの、温度が。笑
それと、視点がおもしろい!
理論を語るのに、なぜかエンターテイメント。
夢をかなえるゾウも、そうだったけど、
この手法、最近の時代性なのかな。

そのオレオレ理論の特筆すべきところは、
逆を取るうまさ、にあるとみた!

たとえば、【逆に、の理論】
ちょっと高望み系の女子を誘うとき。
「逆に、暇かと思って」
「逆に、うちとか来ない?」
この、逆に、という枕言葉を置くことによって、
相手が「うん」といいやすい環境をつくるのだそう。
もちろん、この「逆に」って言葉を使うときは、
“Aは、Bであるから、Cはどう?”
・・・という方式があって、成り立つのだけれど、
この本ではAもBも、完全無視の方法を伝授。

先手必勝法か!?
もうね、なによ!って感じ。笑
たぶんこのテイストの本は、本気で恋愛に悩んでる人、
ぜったい読まない感じだよね。
それをまた逆手に取って、書いてるのかな?

余談だけど、そんなこんな最近。
マンション物件の広告で、こんなの見つけたの。

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あえて、深大寺
・・・・・・

改めて「あえて」ということばを辞書で調べたら、
“しなくてもよいことを意図的に行うさま” だってさ。
ふふふ。
逆を取る理論は、LOVEだけじゃない!?
でもこの広告、地元の人に失礼よね!

でもでも、このマンション。
逆に、「緑の都市 国土交通大臣賞」を受賞してた。

あ、もうしつこい?笑

hana

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by hanahanaup | 2009-03-05 12:34 | book

虹の戦士 “Warriors of the Rainbow”


“地球が病んで 動物たちが 姿を消しはじめるとき
まさに そのとき みんなを救うために 虹の戦士たちが あらわれる”


武器を持たず、愛と喜びを広げる虹の戦士!
これはネイティブ・アメリカンの間で、
古くから、実話として語り継がれてきたこと。
そしてそれが、原作者不明のまんま、
1962年アメリカで物語になって出版されたのね。

都会で育ったネイティブ・アメリカンの少年が、
インディアンの居留地へ、両親と里帰りをしたときに、
自分たちの悲しい歴史や、世の中への疑問とともに、
身体の中に流れる原始的なスピリットが、湧きあがって、
そして、地球に住む人間を、ひとつの大きな家族として、
ひとつにつなげるための戦士となって旅立つ・・・・と、いう物語。

主な内容は地球環境問題や、人種差別の問題、という普遍的なもの。
なんて、いってしまうと、すこし語弊があるかもしれないけれど、
あたしがこの物語の中で一番好きなところは、
どうやって地球を救うか?人種差別をなくすのか?
というものだけが、テーマではなくて、もっと、それ以前の、
普通の12才の少年が、虹の戦士になるまでの、過程、
この自覚を目覚めさせるまでのくだりが、とってもいい感じなのね。


“少年は自分の中で何かが、跳ね回っているのを感じた
それこそがスピリットであることを、彼は確かに知っていた”


そう!何かが目覚めるときの、
わくわくや、どきどきは、
自分の中で跳ねる感じなのね!
強く、心を動かされたときに感じる、
自分の内側から何かが飛び出すような感覚。
この躍動感が、毎日をカラフルに色づけする、
大切なエッセンスのような気がするんだな。

しかも、さらにお気に入りは、
戦士が複数形ってところ。笑
自分の心がぴょんと跳ねれば、誰でも戦士になれるの。
地球を救うひとだけが、戦士ってことじゃないしね。

自分のなかの原始のわくわくどきどき、
胸の中で眠らせていないですか?
春だよ、もう、ぼちぼち、起こしてあげよう。


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Warriors of the Rainbow
翻案 北山耕平/ 太田出版

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by hanahanaup | 2009-03-03 13:22 | book

花男

やっぱ、いいんだよねー、松本大洋。
このまえ「鉄コン筋クリート」の映画みたらさ、また火がついた。
その勢いで『花男』を改めて読んでみたけど、
もう、染みたね、ジンジン来るよ。

松本大洋は二つの要素を対比させて、
物語をつくっていくのが上手なひとだと思う。
たとえば、陽と陰、善と悪、自分と世界・・・とか。
そこで、対極するものが一対になって、
せめぎ合いながら、相手の足りないところを補って、
最終的に、うまーく、調和している内容がとっても多い。
また、その過程がわくわくするんだよー!

この『花男』の場合もそう。
主人公は、親と子供。
で、純粋無垢(ロマン)な心と、醒めた心、が対立するお話。
ちなみに、純粋なのが親(30歳無職:野球バカ)で、
醒めてるのは子供(小学3年生男の子)の方、だから!笑

色んな二つの要素の間を右往左往しながら生きてるアタシ達は、
なんとかその間で、いいバランスをとりながら、健やかに暮らしたいと願ってる。
そしてそのバランスをとるために、アタシはヨガをしてるといっても過言ではないのね。
だからこんなテーマの物語を読むとさ、うんうん、とうなずいてしまう。

もー!最後、感涙。
臭いんだけど、いいのだ!
と、改めて思ってしまう自分に、
ロマンと醒めた心のせめぎ合いを実感。

そこで、改めて思うの。
松本大洋の哲学はヨガと相性抜群。
嘘だと思うなら、読んでみー!or ヨガしてみー!笑

▽小学館
花男』 松本大洋 著

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by hanahanaup | 2009-02-10 15:56 | book

遅れて来たマイブーム!ミスター “E・YAZAWA”

いま、あたしの中で矢沢永吉が、すごい。
なんか、突然の、マイブーム!
顔も名前も知ってたけど、つい2週間前までは、
ちょっと変わってる人?程度の関心しかなかった。

ところが、「ほぼ日刊イトイ新聞」で、
矢沢さんと、糸井さんの対談を読んでたら、
すごーく興味ひかれたエピソードがあったの。

矢沢さんてね、ライブの当日には、かならず会場の物販に、
「ねぇ、きょう一番売れてないタオルどれ?」って聞くんだってさ。
それでね、そのタオル首にかけて、ライブを始めると・・・
速攻でそのタオルが、“完売商品”に変化するのだそう。
なんか、意外だった。
へぇーって、きゅうに興味がでた。

そこで、糸井重里さんが監修をした、
矢沢さんの著書「成り上がり」を読んでみたよ。
読んだ感想は、すごい!ただ、すごい!
いろんな意味での、すごいが満載。

読みはじめは、会話の中にぽんぽん出てくる、
矢沢語録(女→ナオン、とか・・・笑)になじめなくて、
いちいちつっかえてたけど、引き込まれてからぐんぐん進んだ。

「成り上がり」って言葉について、彼はこういった。
成りあがり、大好きだね、この言葉、快感で鳥肌が立つよ。
こんな、何もかも確率されきったような世の中で、成りあがりなんて・・・
文句いうやつらには、せめて、やってみろって言いたいよ。

だってさ、ナイス!
うふふ。

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野生的なむきだしのエネルギーと、クールな視線。
このふたつのバランスが絶妙なひと。
でも、クールな視線は、意外な発見だったな。

あたしが好きな要素は、意外性と、漂う匂い。
これがなければ、レストランのショーケースに入った、
メニューの見本一緒。見た目だけで、味わいがないのね。
彼はこの二つを完璧に持ってる!

行く当ても、つてもないけど、スターになるってやる!って気持ちと、
バイトで貯めた5万円をポケットに突っ込んで、
広島から最終の夜汽車に乗って、上京をした矢沢少年。
まるで映画のように、ビジュアルが浮かぶから。
よかったらお試しあーれ♪

いま一緒にお酒飲みたいひとナンバーワン。
目の前で「I Love You OK~♪」歌われたいっす!


▽『成りあがり/矢沢永吉激論集』 角川文庫
http://www.kadokawa.co.jp/

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by hanahanaup | 2009-02-03 15:41 | book

もらう、感じる、お土産のW効果 『注文の多い料理店』

おとなになると、なんとなーく、
学校の教科書にのっていたような本と、縁遠くなることあるよね。
だけど、ひさしぶりに読んでみると、はっとすることがあるよ。

先日うちの母が、岩手へ旅行にいったのだけれど、
その旅行のお土産にもらったのが、岩手名産(?)の作家、
宮沢賢治の記念館に置いてあったという文庫2冊。
『注文の多い料理店』と、『風の又三郎』
旅のお土産ってなんだかいつも、お菓子ばかりだからといって渡してくれた。
うーん、母のこのセンス、わりと好きだな。

まず、『注文の多い料理店』、児童文学の、短編集だよね。
とても有名だから、読んだことあるひとたくさんいると思うけど、
物語のはじめの作家あいさつ文「序」に、こんなことが書いてあった。

“わたしたちは、氷砂糖をほしいくらい、もたないでも、
きれいにすきとおった風をたべ、
桃色のうつくしい朝の日光をのむことができます。
また、わたくしは、はたけや森の中で、ひどいぼろぼろのきものが、
いちばんすばらしい、びろうどや羅紗や、宝石いりのきものに、
かわっているの、をたびたび見ました。
これらのわたくしのおはなしは、みんな林や野はらや鉄道路線やら、
虹や月あかりから、もらってきたのです。

十一月の山の風のなかに、ふるえながら立ったりしますと、
もうどうしてもこんな気がしてしかたないのです。
ほんとうにもう、どうしても、こんなことがあるようでしかたないということを、
わたくしはそのとおり書いたまでです。

ですから、これらのなかには、あなたのためになるところもあるでしょうし、
ただそれっきりのところもあるでしょうが、わたくしには、そのみわけがよくつきません。
けれども、わたくしは、これらのちいさなものがたりの幾きれかが、おしまい、あなたのすきとおったほんとうのたべものになることを、どんなにねがうかわかりません。”
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ふわー!
すごく、いい。
かなり好きな感じ。
なんかもう、この「序」だけで、完全ノックアウトです。
読み手のこころ構えを、こっそり試しているっていうの?笑
物語も、人生も、ただのふんわりじゃ、全然おもしろくない。
ちょっぴりスパイスが効いた、児童文学という名の、おとな向け文学。

ちなみに、
郷土岩手の土地を深く愛していた賢治は、作品中に登場する岩手を、架空の地名、
理想郷(ユートピア)として、「イーハトブ」と名づけたのだそう。



「イーハトブとは一つの地名である。強て、その地点を求むるならば、大小クラウスたちの耕していた、野原や、少女アリスが辿った鏡の国と同じ世界の中、テパーンタール砂漠の遥かな北東、イヴン王国の遠い東と考えられる。実にこれは、著者の心象中に、この様な状景をもって実在したドリームランドとしての日本岩手県である。」


世界は自分の目線ひとつで、すべてが変わる。


他人からみたら、ふつうで、たいしたことなくても、
自分だけの、特別な景色、瞬間、そんなものの重なりが、
賢治のいう、“すきとおったほんとうのたべものになること”に、なればいいな。

いつでもhappyで、いるためのユートピアへの鍵は、この本にありかも?
いや、いや、普段はうっかり忘れているけどさ、
実は、みんな、はじめから自分で持っているのかもね。

ひさびさに、
はっと、背筋が伸びる思いがした。
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by hanahanaup | 2008-11-26 14:06 | book

「感動」の思いこみと、その、あたらしい活用法


五木寛之の『大河の一滴』という本があるのね。
エッセイのような、お叱りのような、ボヤキのような。
だいぶ前に大ベストセラーになった本だから、
きっと知ってる人も多いかと思うな。
で、今ごろ読んでますよ。遅いって?

その中、ポジティブ思考と、ネガティブ思考についての章があったの、
そんなの、断然、ポジティブの方がいいんじゃないの?
ふつうはそう思うよね、心にとっても、身体にとってもさ。
でもね、NHKのドキュメンタリー番組で実験したとかいう、
こんな斬新な実験結果が、書いてあった。

“人間というものは、いいことをイメージして、喜びを感じとると、
細胞が活性化して、生命がいきいきとよみがえってくる。
しかし、同じ実験で、こんどは被験者に、
自分の生涯でつらかったこと、悲しかったことを思い返してもらう。
すると、なかには涙を流してしまう人もいるけど、
結果は驚いたことに、喜びを感じたときと同じように、
細胞が全部いきいきと動きだして、免疫力が高まってくる。
本当に深く悲しむということは、感動することですから、
喜ぶと同じように人間の生命力を活性化し、免疫力を高めます。”

すごい意外、というか、なんか安心したぞ。
そして、自分の長年の思い込みを発見した!

「感動」ってことば、いわゆる、いい意味で使うことが多いじゃない?
だけどさ、「感」=心の動き、だから、
「感動」=深く心を動かされるさまになる。
べつに、いい意味、というか、うれしいことでも、
かなしいことにでも、深く深ーーく心を動かされたら、
それは、すべて「感動」なんだね。

もちろん、感動の要素は、うれしい、かなしいの種類だけじゃないし、
その他の無数にある「ことばにならない、むずむずするくらい、心が動くこと」が、
免疫力を高めてくれるなら、こんな便利なことはない!笑
喜怒哀楽の激しーーい、感動屋さんに、吉報だよね。

ふと考えてみると、ヨボヨボのおじいさんでも、
戦争中の話しになったりすると、活気づいて話してたりするよね。
失恋して、最初は、友達にも話せないくらい、誰にも会えないほど落ち込んでも、
しばらくすると、「まったくあの野郎よぉーーー」なんて、ビール片手に言えるし。

どんなに、つらいことがあっても、時が経って、
愚痴として、または、笑い話として話せるときがきたら、
その体験が、免疫力活性のいいエサになってくる。
そう思うと、もっともっと、無茶してもいいかなと思ってくる。笑

てことは、ポジティブ思考とか、ネガティブ思考とか、もう、どうでもいい。
つらい体験、うれしい体験、苦労した体験、かなしい体験、
これからは全部捨てずに、再利用して、すべてを自分の免疫力に変える。

「スーパー・エコロジー思考」!

お客さん、最新は、これですよ。
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by hanahanaup | 2008-09-03 16:17 | book

『笑う月』 夢と恋について思うこと


安部公房という、かわった物語をかく作家がいるんだけど。
そのひとの「笑う月」という、エッセイ集、というか、
自分がみた夢の「夢日記」を、分析&まとめた一冊があるの。
そのなかで、彼は、夢のことをこんな風にいってるよ。


“現実は意識の中心で、より鮮明にとらえられるが、
夢はむしろ、周辺部分でしかとらえられず、
中心に据えることで、かえって正体を失ってしまいかねない。
覚醒時のことばに翻訳することで、夢の夢らしさも風化してしまう。
夢は夢として、下手な解釈はくわえず、ありのままに受け取るべきなのである”

“夢は意識されない、補助エンジン。
意識下で書きつづけている、創作ノート。
もし、有効に利用するなら、新鮮なうちに料理しておくべきだ。
なぜなら、夢というやつは、白昼の光にさらされて、色あせ、変色しはじめるから”


ふーんて、ね。
なんでこの言葉にひっかかったかというと、
最近ね、友人と深い、恋のはなしをしていたとき、
自分の記憶まで、いろいろと走馬灯していたら、この言葉がピンときたわけ。
けっきょくは、恋も、夢も、感覚値なんだよね?
言葉にうまく置き換えられないし、コントロールも不可能。
さらには、意識下で進行して、勝手に創作までしてる。
そのくせ次の展開が、まったく読めない!
でもその気持ちを言葉にして、自分自身で確認をしたかったり。
もう恋の当事者は、くすぐったいほど、自分をこねくりまわす。笑
その矛盾がまた、恋の醍醐味なんだけどね!
でも結局は、気のまま、身のまま、感じるまましかないのかなー。
安部公房的にいうならば、夢も恋も、有効利用するなら、
「お熱いうちに、お食べなさい」なのかもね。


んで肝心な、このエッセイの内容。
表題にもなっている「笑う月」というお話は、


“ある晩、オレンジの満月が、薄笑いで追いかけてくる。
地上3メートルくらいの高さで、電子音に似た、無機質なうなり声をあげながら。
それが怖くて、見しらぬ路地をにげ、なんとか自宅に帰って、玄関の戸を閉めると、
グニャリと満月の一部が挟まり、その、いやーな感触で目が覚めた”


てな感じで、けっして、恋には例えたくない、悪夢。笑
このエッセイ集、自分がみた夢を客観的に分析したりするんだけど、
だんだんと、ページが進むごとに、分析じゃなくて、あれれ、夢そのまま?
ん、なにが現実?どこまでが作り話?みたいになってくるの。
この一冊が、分裂上等!炸裂です。
でも、気になるひとは、やっぱし、小説から読んでもらいたいな。
代表作「砂の女」「箱男」は、かなりすごいよ。
はんぱなく、強烈。
しかも明日(18日)は、満月だよ!
月夜の晩に、安部ワールドはいかがでしょ?
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by hanahanaup | 2008-07-17 17:35 | book

『アインシュタイン150の言葉』


20世紀最大の天才とよばれた、アインシュタイン。
その彼の、150の言葉をつむいでできた1冊の本があるよ。

皮肉とユーモアを、じょうずに操り、個性的な視点で、
人生、教育、哲学、宗教、戦争、etc...を語るの。
どれも簡潔で短い言葉なのに、鋭いから、ぐさりと刺さる!
偉業を成してきた人だからこそ、語れる言葉があるんだね。

そのなかでも、
いちばんのお気にいりは、

「いいジョークは、何度も言わないほうがいい」

150もあるのに、それかよ、でしょ?
でも耳が痛いのよ、やっちゃうタイプだから、自分。笑
これはね、『わたし自身について』っていう、段落のなかにあったの。
て、ことは、他人から聞かされて、感じたことじゃなくて。
彼自身が、やっちゃって、後悔をしたタイプなんだよね。

なんか人間くさくて、すごくいいなーと思った。
天才も、アタシたち凡人と同じように、ふつうのことで、悩んでたりするみたい。
だからこそ、発明という別次元の発想だけじゃなくて、
アタシたちの胸に刺さる、鋭い言葉もでるんだろーね。
ちいさな共通点に、ちょっと親近感。いぇい。
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by hanahanaup | 2008-07-08 19:27 | book

『illusions』 退屈している救世主の物語


アタシが傾倒している作家のひとり、
リチャード・バック(Richard Bach)の、
『イリュージョン』という小説のお話しね。

ひさびさにグッときた物語のひとつなの。
ページをめくるごとに、頭をこんこんノックされた。
ねえねえ、聞いてる?
きみはどうなのさ、って感じに。

内容は、ジプシー飛行機乗りの主人公リチャードが、
ある日(元)救世主と名乗るドンに出会う。
ドンが起こす奇跡を、目の当たりにしたリチャードは、
自分も救世主になりたいと決心して、
ドンと奇妙な修行の旅にでるの。
ドンから渡された、一冊の本『救世主入門』を持ってね。

ものすごい現実離れした、ファンタジーなんだけど、
投げかけてくることばが、すごい骨太。
とくに、『救世主入門』の内容には、ハッとさせられるから、  
日常のできごとと、思わずリンクさせてしまいたくなるの。
このブログでも、ことあるごとに、一節を引用してしまうくらい、
アタシにとって、バイブル的な存在。

そのなかでの、大好きな一節。

“君のなかは、何種類もの生きものによって構成されている、
君がある一歩を踏みだすのは、そのなかの学習欲旺盛な一匹によるものである。
好奇心、それが君自身だ”

これ読んで、イェイ!になった。
で、ブログはじめたのよ。
自分を構成する一匹、好奇心を目でみるために。

もしもアタシのなかの好奇心が、ぴょんと跳ねて、
読んでくれてるみんなの、ちいさな一匹に変化するとしたら、
それもまた、幸せ。
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by hanahanaup | 2008-07-02 10:30 | book


“read my lips”...声にならないささやき...もしくは、ときどき、内緒のお話し。
hana プロフィール
★★★★★★★★★★

ヨガの先生やってます!
ラージャヨガと呼ばれる
古典スタイルを探求中

★★★★★★★★★★

【ヨガのスタイル】
▼ラージャヨガとは?
ラージャとは王様を意味するサンスクリット語。ヨガの王道といわれ、ヨガの古典文献「ヨーガスートラ」に登場、別名は「瞑想ヨガ」。

▼どんなクラス?
ヨガ的なお話を交えながら、伝統的なヨガの知恵を現代社会で活かせるようにアレンジ。動きとじっくり向き合うことで精神を統一していき、ヨガの本質である静寂と心身の調和にアプローチしていきます。

★★★★★★★★★★

【ヨガの経歴】
◆日本ヨーガ瞑想協会
指導者トレーニング修了
全米ヨガアライアンス
200時間修了

◆インド政府公認スワミ・ヴィヴェーカナンダ研究財団指導者養成(YIC)受講中

2008年秋、ヨガ仲間と銀座3丁目にHASYOGAスタジオを設立。コンセプトは「日常に活かすヨガ」マットを降りたときにも役に立つヨガをお伝えしています。

銀座ヨガ ハスヨガ

★★★★★★★★★★

【レギュラークラス】
▼銀座のクラス
毎週土曜日(朝)
10:45~12:15
銀座ヨガ ハスヨガ

▼赤坂見付のクラス
毎週水曜日(夜)
20:30~21:00
毎週金曜日(朝)
11:15~12:30
Ryuung Studio

▼高円寺のクラス
毎週月曜日(夜)
19:30~21:00
Belle Vert

★★★★★★★★★★

【プライベート・クラス】
マンツーマンでヨガしたい
お友だち同士でヨガしたい
仕事の合間にヨガしたい
ヨガの哲学を勉強したい
・・・
そんなかたに!

みなさまのライフスタイルに合わせた、プライベートクラスを承ります。ご希望の日時や場所、クラス内容を明記のうえ、下記アドレスにご連絡をお願いします。

▼メールアドレス
hana-87up☆hasyoga.net
(☆を→@に変えて送ってください)

☆その他、ご質問などなど
お気軽にお問い合わせください!

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【Twitter】
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【ヨガブログリンク】
走るYogini
*natural flow*
忙しいときは適当に そのくらいがちょうどいい
書を捨てよヨガをしよう

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