オーストラリア出身のバンド、“The Vines” が、来日するよ。
もーーー、すごい、すごい、うれしい。
天才、クレイグ・ニコルズ(Vo.)率いる、このバンドは、
現代の、“ビートルズ meets、ニルヴァーナ” なんて、評されるほど。
そして、その、激しくて、繊細で、多様な引きだしを持つ、音楽性と、
すべての楽曲をてがける、クレイグの才能と、破天荒な行動に注目が集まり、
彼らはデビューしてまもなく、世界的な成功を収めたんだよね。
でも、その成功の後には、クレイグの破天荒すぎが問題で、
ツアーを中止したり、その他もろもろ、バンドとしての困難がつづいていた。
もうこのまま解散してしまうんじゃないかと、みんなが心配していた矢先、
08年に、クレイグは、『アスペルガー症候群』であると、診断された。
この病気は、自閉症ともいえる神経障害で、患う人は、一般的に並外れて知能が高く、そして異常なほど、音楽やアートに興味と、天才的な能力を持つが、一般社会に適応するのが難しくて、わがままだとか、反社会的だといって、非難されることが多いのだそう。
自分の感情が、相手にうまく伝わらない。
コミュニケーションがとれない。
それは、きっと、あたしの想像を絶すること。
でも、クレイグは、アスペルガー症候群と診断され、
これまでの自分の行動が理解できて、救われた気がしたそう。
「部屋にこもって裏庭を眺めているのが好き」
ライブ中に白目をむいて叫び、ギターをぶっ壊す姿からは、
まったく想像もつかないようなことを、クレイグは言う。
感情が言葉では伝わらない、
だから体を使って表現する、
それでも、ダメだから、歌う。
以前、雑誌のインタビューでこんなことを言っていた。
“ぼくの世界は、とてつもなく、からまっている。
それをなんとか、ほどきたいんだけど、
ぐるぐるにからまっていて、どうしょうもない。
まるで、“Vine(ブドウ)”の、つるのようにね。”
そして今年、
新しいアルバムとともに、The Vinesが帰ってきた!!
彼がロックで、からまった、その向こうの、世界をみつけようとしているみたいに、
あたしはヨガで、同じように、その向こうの、世界をみつけたいと思ってる。
もちろん、彼が抱えているものに、くらべたら、とても小さなものかもしれないけど。
大なり小なり、人それぞれが抱えているものは、みんな違うし、
その表現方法や、解決の方法も、違うよね。
でも、それに立ち向かう、突っ込んでいく、思いは、みんな共通だと思う。
おかえり、クレイグ!
おかえり、The Vines!!
彼らのファースト・アルバムの曲に、あるように、
“fuck the world”
大きな声で、いっしょに歌いたい。
11月27日(木)@Shibiya-AX
クレイグと一緒に、歌い、感涙してきます!!!!
◇The Vines
http://thevines.com/