きた、きた、きたっ!
やるのか!やらないのか?
いろいろと噂されていた、ビョークとトム・ヨーク(レディオヘッド)のコラボレーション・シングル、「Nattura」が、ようやく、iTunes Storeで配信開始したよ!いまのところ、デジタル配信限定のシングル曲となるみたいだね。
この「Nattura」は、今年6月にアイスランドの自然保護を訴えるために行なわれた同名のイベントと同じく、アイスランドの自然保護のためにレコーディングされた曲。ちなみに“Nattura”はアイスランド語で“自然”という意味だそう。楽曲はビョーク自身による作曲/プロデュースで、トム・ヨークは、バッキング・ヴォーカルで参加。そして、ビョークといえば、おなじみの、旧友マーク・ベル(LFO)が、エレクトロニック・ビーツで参加!もう、これ、最高のメンバーだわ!
ビョークは「いまは、これまで以上に自然をリスペクトする必要がある…。利潤、技術の進歩、自然との連携、全ては連動できると信じてる。どれひとつも犠牲になる必要はないわ」ってコメントしているけど、これこそ、ビョークらしい!彼女の音楽で、それは、いつもいつも表現されてるもん!自然を守るには、ただ、テクノロジーの進化を否定するのではなくて、求めるのは、すべてとの調和!Yes、しかもこれ、ヨガが求めるマインドだよね!
前に『インサイド・ビョーク 』というDVDを観たら、ビョークは自分の音楽性についてこういってたよ。「生まれ育ったアイスランドには、木がなくて、海には氷山ばかり。そんな環境で育ったから、小さな頃から、山を越えて学校に行くときなんかは、吹雪のなかを、大きな声で叫ぶように、歌いながら、歩いた、雪に吹き飛ばされないように。きっと、穏やかな気候で、草木が生い茂る通学路であったら、いまの私の歌いかたは、生まれなかった」って。
アイスランドの自然が生んだ天才歌姫!そして、こんどは、自分を育ててくれた、自然を守るために歌う!これって、すごい素敵な関係性だよねー。って、もう、ビョークのことはいつまでも書きたくなっちゃう。うふふ、なんか、トムヨークのこと、全然触れてないね!でも、前にもブログで書いたから、いいかな!?笑
去年、newアルバム、『Volta』の世界ツアーで日本に来て、武道館で観たけど、なんだかマグマみたいな人。グツグツ、感情が静かに燃えてて、きっかけがあれば、一気に噴火してしまう。その噴火が音楽なんだなーって。目の前で、小さな身体に裸足で、奔放に、繊細に、むき出しの感情が、パワフルに噴火してた。もう、感動の域を超えるよ!
そんな、マグマ体質なビョークが、デビューからずっと、外側に発散していた感情を、すべて内側に向けて、心の奥の奥へと潜りこんでいくようにしてつくった、2001年のアルバム『Vespertine 』は、いま、あたしの家でヨガをするときの必須音源。静かだけど、力強くて、やさしいけど、絶対に、甘えさせてくれない、こんなイメージのアルバム。まさに、存在自体がヨガ的!?夜、静かな部屋で、聞いてると、ビョークの鼓動の音まで聞こえるんじゃないかって、気がしてくる。氷の国が生んだ、熱い熱い、歌姫。
自然と音楽を結び、
テクノロジーと人間を結び、
あたしと、ヨガも気持ちよーく、結んでくれる!
もう、なにやっても、最高!
写真上:ビョーク&トムヨーク
写真中:『Nattura』
写真下:『Vespertine』2001年発売
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