“ウォルトが信じたひとりの女性”
不況のまっただなか中のアメリカ、しかも女性の自立にも厳しかった時代に、
ウォルト・ディズニー社に入社して、カラースタイリストとして数々の素晴しい作品を、
生み出したひとりの女性アーティスト!念願の「メアリー・ブレア展」を堪能してきました。
メアリーは、「シンデレラ」や、「ふしぎの国のアリス」、「ピーター・パン」など、
ディズニーでおなじみ、長編映画の大元である、色彩やデザインを生み出した人で、
彼女が作る各シーンのイメージを参考にして、アニメーションが製作されていくのだそう。
その彼女が生み出す作品の可愛いこと!
ヘタウマな絵から、緻密なものまで、カラフルで自由で最高に楽しい。
わたしの大好きなアリスなんて、メアリーの原案そのまんまでしたよ。
子供を産んだ後は、もっと家族と一緒にいたいと、ディズニーを退社。
フリーで活動しながら絵本の挿絵や、舞台・広告のデザインなどを数多く残してました。
この時期の作品も素晴らしかった!なんというか、エネルギーに満ち溢れてる感じ。
子育てしなからいつ書いたの?なんて思うぐらい、仕上げた量もすごいけれど、
ディズニーというカテゴリーにとらわれなくなった彼女の作品、さらに自由さが増してた。
しばらくしたあと、またディズニーからビッグプロジェクトの依頼。
ウォルトからディズニーランドの「イッツ・ア・スモールワールド」のイメージを作ってくれ、と。
あたし、何度もディズニーランド行ってるけど、あれ、すべてメアリーの世界観だったのねーー!
そのときの原案、デッサン、カラーデザイン・・・・圧巻な展示がありましたよ。
実はいままで、「イッツ・ア・スモールワールド」に興味なかったんだけどね。笑
でもこれからは別!その展示室にいたらジーンとしちゃったもん。
メアリーいわく。
“わたしは3つの仕事をした
妻であり、母であり、そしてプロのアーティストだった”
うまい下手とかよりも、人を喜ばせせたり、幸せな気持ちにさせること、
これがプロと名乗る資格を与えられた、ひとなのかなぁーなんて彼女の作品をみて思った。
本当に可愛くて、自由で、サービス精神旺盛で、イタズラゴコロがあって、愛に溢れてる!
じわーっとココロに温かいものを与えてくれる、素晴しい展覧会でしたよ。
▼メアリー・ブレア展
http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/98/
10月4日(日)まで、東京都現代美術館で開催中
ぜったいお勧めだから、みんなにみて欲しいです!
おまけ
もうひとつの、お楽しみなAliceは・・・・、
ティムバートン&ジョニーデップの来春公開映画!
▼Alice in Wonderland
白塗りのジョニデ、相変わらず嬉々としているね。
T・バートンとのコラボ&コスプレは毎度テンションあがるらしいよ。
あたし的には双子がかなりのお好みキャラ!やばいです。
来年の春公開だってね、こちらも早くみたいな。
hana
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